スキマ時間に名言を読む

5分でちょっと賢くなれる名言考察

人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。

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人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。

The most important one is the score of the break in the game as a life.

(ナポレオン・ボナパルト)

サクッと紹介

こちらは、フランスの軍人で政治家のナポレオンの名言です。

ナポレオンはそれほど恵まれた生まれではなかったものの、その天才的な手腕でフランスを統一し、フランス第一帝政の皇帝にまで上りつめた人物です。

そんなふうに、苦労して高みへと登りつめたナポレオンの言葉だからこそ、心に響くものがあります。

また、この名言はとらえ方によって様々な解釈ができると思います。

 

しっかり考察

何よりも努力すること

何かを成し遂げるために必要なこと、それは何よりもまず夢や目標に向かって努力することです。

しかしながら、ただ努力したからといって必ずしもそれが報われるとは限りません。

自分と同じように、周りにも努力している人はたくさんいます。

現代の競争社会で勝ち抜くためには、みんなが休憩している時間に努力することで他人と差をつけることが重要なのです。

 

とはいえ、周りの人の方が自分よりもがんばっているからといって、自分のしてきた努力がすべて無駄になるというわけではありません。

本当に大事なのは、自分が1日の中で何となくダラダラ過ごしてしまっている空き時間を有効に活用すること、無駄な時間を作らないことだと思います。

 

もちろん最大限のパフォーマンスを維持するためには、休憩時間にはしっかり休むことも大切だと思います。

そのうえで、ナポレオンのように何か大きなことを成し遂げるためには、時には寝る間も惜しんで努力するぐらいの気概をもつ必要があるのではないでしょうか。

 

本番よりも準備が大事

どんな競技においても、試合で勝つためには事前に練習を重ねておかなければなりません。

練習もせずにいきなり本番を迎えても、よほど運がよくない限りは勝てないでしょう。

準備8という言葉もあるように、成功するかどうかは準備の段階でほとんど決まっているともいわれます。

 

ナポレオンの名言の「休憩時間」を「準備時間」ととらえるなら、本番前の練習段階からすでに試合は始まっているという解釈もできると思います。

本番を迎えるまでの間に厳しい練習を重ね、準備期間でいかに多くの得点を獲得しておくかが、人生という試合で勝てる確率を高めることにつながるのです。

 

無関係のことが成功につながる

学校に通っている小中高生なら誰もが国語や算数の勉強はしますが、税金や保険の仕組み、恋愛テクニックやコミュニケーションスキルの勉強をしている人は少ないでしょう。

IT企業で働いている社会人の多くは、最先端の情報技術には精通していたとしても、最新の女子高生のトレンドには疎いのではないでしょうか。

 

このように、自分の本業ではない専門外のことに関しては、あまり目を向けていない人も多いように感じます。

ですが、実は試合とは無関係な休憩時間に触れる情報の中にこそ、人生を充実させるためのヒントがたくさん散りばめられているのです。

勉強以外の友人との何気ない雑談の中で将来の夢ややりたいことが見つかったり、子供とのふれあいの中から新たな仕事のアイデアを思いついたりすることもあります。

休憩時間を上手く得点源にすることができれば、人生の成功により近づけるのではないでしょうか。

 

ざっくりまとめ

  • みんなが休憩している時こそ努力する。

  • 成功するかどうかは本番よりも準備で決まる。

  • 無関係に思える情報の中に成功のためのヒントあり。

 

あとがき

ナポレオンの名言の中でもっとも有名なのは、おそらく「余の辞書に不可能という文字はない」という言葉なのではないでしょうか。

この言葉も、個人的にすごく好きです。

人生は自分自身の手で切り開いていくものだ。

自分でできないと決めつけなければ、どんなに困難なことでも必ず達成できる。

めちゃくちゃカッコいいですよね。

しかも、ナポレオンの人生はまさにこの名言のごとく、不可能を可能にしてきたような生き方なので、それもまたカッコいい。

ですが、この名言については、実は誤訳であるといった説や、そもそもナポレオン自身はこんな言葉を言っていないといった説もあるようです。

言葉というのは、間違った意味で伝わってしまうこともあります。

誰かの発言が、後世まで伝言ゲームのように伝えられる中で、少しずつ発言者の意図とはズレた意味になってしまうのは、どうしようもないことです。

ましてや、それが時代だけでなく国や地域をも超えて伝えられるような有名な言葉だと、もはや意味が多少ねじ曲がってしまうのは、必然だとさえいえるかもしれません。

ですが、それはそれでいいのだと思います。

実際に本人が発言したかどうかとか、正確な意味がどうなのかとかよりも、その言葉を聞いて今の私たちはどう感じるのかの方が大事だと思っています。

もし後になって実は本人が発言していない言葉だとわかったとしても、それを知る以前に名言を聞いたときに受けた感銘は、本物のはずです。

同じ言葉でも月日が経ってから聞くと感じ方が変わるように、本来の意味や発言者が異なるとわかったときに、その言葉の感じ方がどう変わるのか。

そういう感覚を楽しんでみるのも面白いかもしれませんね。

 

参考

『ナポレオン言行録』(岩波文庫)