スキマ時間に名言を読む

5分でちょっと賢くなれる名言考察

自分で薪を割れ、そうすれば2倍温まる。

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自分で薪を割れ、そうすれば2倍温まる。

Chop your own wood, and it will warm you twice.

(ヘンリー・フォード)

サクッと紹介

こちらは、自動車会社フォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォードの名言です。

ヘンリー・フォードは、安価な自動車を大量生産するフォードシステムにより、自動車を庶民に普及させた功績から、アメリカの自動車王と呼ばれています。

自身が技術者として自動車の開発をするだけでなく、経営者としても労働環境や社会構造を変革していった人物でもあります。

 

しっかり考察

まずは自分でやってみる

自分で薪を割った方が体を動かすことで、用意された薪を使うよりも体が温まります。

まさに一石二鳥ですが、この名言は単純にそれだけの意味ではないでしょう。

 

あなたが、実際に薪を割るときのことを想像してみてください。

薪割りをして汗をかくことで体が温まりますが、それだけでしょうか。

きっと、用意された薪をくべるだけでは得られなかった様々な気づきがあるはずです。

木材ひとつひとつの形や大きさの違い、薪割りに使う斧を持った時の重量感、同じ大きさに薪を割ることの難しさなど、実際にやってみて初めてわかることがたくさんあります。

そして、自分で薪を割り続けていると、次第に割りやすい木の置き方や斧の刃の入れ方など、いかに効率よく薪を割るのかという工夫をし始めるでしょう。

 

自動車大量生産の仕組みであるフォードシステムは、まさに技術者として自動車開発を自ら経験してきたフォードだからこそ、生み出すことができたのだと思います。

まずはなんでも自分でやってみて、そこからいろいろな発見をしていきましょう。

そして、その気づきをもとに自分なりに工夫を重ねることが大切です。

 

何でも人に任せるな

基本的に自分でできることは自分でやり、自分ではできないことを他人に任せる。

自分でできる薪割りという作業を、安易に他人に押し付けるべきではないと思います。

 

ただし、自分でできるからといって何でも自分でやりすぎてはいけません

重要なのは、自分のやるべきことと他人に任せるべきことを上手く切り分けることです。

あなたが薪を割っている間に、別の誰かが火種を用意しておけば、効率よく部屋を温めることができます。

もちろん、あなたよりも薪割りが得意な屈強な人がいるのなら、その人に薪割りを任せて、その間に自分はほかの作業をするべきです。

フォードが経営者として成功できたのは、何でも自分でやりすぎず、いかに効率よく自動車を生産するかを考え、上手く周りの人やモノを活用してきたからなのではないでしょうか。

 

感謝が生まれる

薪割りがいかに大変な作業なのか。

いかに時間がかかるものなのか。

やってみて初めて、その苦労がわかります。

そして、苦労を知れば同時に感謝が生まれます

今まで何気なく使っていた薪も、より大切に使うようになるでしょう。

 

あなたが当たり前に生活できているのは、誰かがあなたのために薪を割ってくれているからなのです。

そのことに気づき、感謝するようになると、あなたもまた誰かのために薪を割ろうと思うことでしょう。

 

これは当然、薪割りに限った話ではありません。

あらゆることに感謝し、また感謝されることで支えあって生きている。

自分で薪を割ると2倍温まるというのは、体だけでなく心も温まるからなのかもしれません。

 

ざっくりまとめ

  • 実際に経験して初めて得られる気づきがある。

  • 自分のやるべきことと他人に任せるべきことを切り分ける。

  • 苦労を知れば、同時に感謝の気持ちが生まれる。

 

参考

『藁のハンドル』(ヘンリー・フォード)